癒しの秘境・高千穂で農泊＆パワースポット巡り

高千穂峡は見事な柱状節理の断崖の渓谷で、その神秘的な姿はまさに絶景！なかでも「真名井の滝」は日本の滝100選にも選ばれた名瀑。約17mの高さから勢いよく落ちる滝を見ながら、エメラルドグリーンの水面を手漕ぎボートで巡れば、幻想的な空気に包まれ、まるで異世界へ誘い込まれるような心地になりますよ。

町内18ヵ所で毎年11月～翌年2月頃に奉納される夜神楽は、各地の氏神様に収穫の感謝と翌年の五穀豊穣や子孫繁栄を祈り、夜を徹して舞われます。高千穂神社の神楽殿では、1年を通して「高千穂神楽」全33番から代表的な4番を鑑賞できます。

高台にあり、自然の風を感じながら眼下に広がる田園風景を楽しめる農泊施設「風の道」。ヒノキやケヤキなどを使用した建物は温かい木の香りが漂い、リラックス効果もバッチリ。運が良ければ、部屋から夕焼けや雲海が見えることも！
体験メニューも充実しており、人気のパン・ピザ作り体験から期間限定のキンカン収穫まで、都会ではなかなかできない貴重な体験ができるのも魅力のひとつ。ピザ作り体験では、生地に棚田米を使用した米粉を使ったり、奥様手作りのトマトソースを乗せたり、地元の恵みを感じられるのもポイントです。
併設された「農家カフェ 風の道」では、おいしいコーヒーを飲みながらのんびりした時間を過ごせます。遠く諸塚山まで見渡せるテラス席で朝食をいただくのも良いですね。ヒノキの香り漂う空間でテレワークすれば、作業効率もUPするかも⁉

かつては一般家庭持ち回りで神楽宿をしていた夜神楽。農泊施設「よどんやど」は、お宿の中央に作られた神域「神庭（こうにわ）」での神楽体験が最大の魅力！神楽衣装を身に着け舞のレクチャーを受ければ、気分はすっかり「ほしゃどん（奉仕者＝舞手のこと）」に。神庭に飾る切り紙「彫り物（えりもの）」を作る体験も可能でき、神楽の話を聞きながら陰陽・五行・干支など好みの図柄を選んで切り抜く時間は楽しいひと時。神楽保存会会長を務めているご主人は、毎日の練習と文化保存を兼ねて神庭を自宅に残しているそうです。

■車
東九州自動車道宮崎西IC　→　東九州自動車道、延岡道路、北方延岡道路　→　北方延岡道路蔵田交差点出口　→　国道218号、県道50・203号　約128km／約2時間

■鉄道＋バス
JR宮崎駅　→　日豊本線特急（約1時間5分）　→　JR延岡駅　→　熊本行き高速バス（約1時間）、または宮交バス高千穂バスセンター方面行き（約1時間30分）

■高千穂へは阿蘇くまもと空港からもアクセス可能！
阿蘇くまもと空港　→　県道28号、国道265号・325号経由で約64km