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知る人ぞ知る!宮崎県内のフォトジェニックスポット6選

\ 宮崎を旅するライターがお届けする旅行記事シリーズ /

宮崎県と聞いて、最初に思い付くものは何ですか?
マンゴー、ヤシの木、海、チキン南蛮、宮崎牛、日向夏…。
もちろん、全て正解です。これらは間違いなく宮崎県が誇るものたち。
では、宮崎県にはフォトジェニックなスポットが多いということはご存知ですか?
自然豊かな宮崎県だからこそ作り出せる、他県には無い魅力的なスポットが人知れず潜んでいるのです。

今回は県内各地の、フォトジェニックな穴場スポットを厳選して6ヶ所をご紹介!

思わずカメラやスマホを持って遊びに行きたくなってしまいますよ。

※本記事は2023年2月時点の情報です。

『宮交ボタニックガーデン青島』で輝く南国の植物たち<宮崎市>

まずご紹介するのが『宮交ボタニックガーデン青島』。
広い敷地内に、南国ならではの植物が豊富に揃えられた植物園です。
冬でも青い芝生が広がり、海沿いにはヤシの木が立ち並び、2つの温室では冬でも南国の植物が元気な花や果実を見せてくれました。

シンガポール植物園と姉妹植物園の提携を結んでいるため、あらゆるところにシンガポール植物園を感じさせる要素が散りばめられています。一番分かりやすいのが、メインの温室である『大温室』に置かれているマーライオン。
姉妹植物園50周年を記念して設置されたそうですが、何とも言えないその表情にふっと気が抜けてしまいました。

『大温室』では、驚くほど彩り豊かな植物達が出迎えてくれます。
どこを切り取っても美しい写真が撮れてしまうので、撮影したい被写体を決めたらあらゆる角度から撮影してみてください。
モデルがいる場合は鮮やかな色の服装の方がさらに華やかな世界を作り出せるかも。

ここでは希望する方にはボランティアのガイドさんが説明してくれるそうです。
南国果実が揃った『熱帯果樹温室』では様々な果実について学ぶことができました。
「バナナは品種が豊富」「ライチは本当は赤い」「胡椒は白も黒も同じ品種である」「ドラゴンフルーツは黄色い方が甘く赤い方が栄養価が高い」などここには書ききれないほどたくさん教えて頂きました。
植物のことを詳しく知りたい!という方はぜひスタッフの方に声をかけてみてください。

暖かい季節には、正面入り口を入ってすぐにあるロータリー花壇が、宮崎県を象徴する花ブーゲンビリアで可愛く彩られるので、タイミングが合えば記念に写真を撮ってみたいフォトスポットです。

緑広がる山の中の真っ赤な『夢の大橋』<諸塚村>

次にご紹介するのが『夢の大橋』。
国道327線をまっすぐ走っていくと突如現れる、赤い大きな橋です。
車のナビで検索しても出てこない場合があるので、Google Mapで検索して近くの施設を目的地に置いて向かってみましょう。

宮崎市から日向市を通過し車を走らせていたら、赤い橋が少し先に見えるので駐車スペースに車を駐車します。
駐車スペースは橋から徒歩約7分の500m程離れた所にあり、橋について説明が書かれている看板も置いてありました。
そこから橋を撮影するには少し遠かったので、車を置いて橋まで歩いてみました。

この橋で撮影する時のおすすめの画角は2つ。
1つ目は、国道から枝分かれした急勾配の坂があるので、上まで登って橋を見下ろす形で撮影する方法。

少し顔を端に寄せて、バックに橋を持ってくるととても綺麗に撮ることができます。

2つ目は、橋の上に立って撮影する方法。

歩行者用のラインがしっかり引かれており、車の通りが少ないので自由に撮影ができました。
ただ、歩行者用ゾーンは広くないので車には十分に注意してください。

ちなみに、国道を走っていると途中から耳川と並走することになるのですが、この川がミルキーなエメラルドグリーンでとっても綺麗。
橋に着くまでに車を停めて川を撮影することも可能なので、耳川もひとつのフォトスポットとしておすすめです。

青い鳥居が美しい『港神社』<延岡市>

鳥居といえば、赤やコンクリートのグレーが一般的ですよね。
でも延岡市にあるのは、なんと青い鳥居!
海岸に建てられた『港神社』に、近年奉納されたようです。
『港神社』は、珍しい青い鳥居を一目見ようと訪れる人が密かに増えている、隠れ人気スポットなのです。

海岸を歩いて行くのですが、足場があまり良くなかったのでスニーカーなどで歩いた方が良さそうです。

見えてきたのは、濃い青の大きい鳥居1つと淡い水色の小さな鳥居がたくさん並んでいる光景。
青い鳥居を見るのは初めてで、初めは違和感を覚えたのに気が付けばその青の綺麗さに見惚れてしまっていました。

綺麗な青は海と絶妙にマッチしていて、海岸の神社にふさわしい鳥居たちでした。
冬は寒いけれど、夏ならここでゆったり過ごすのも気持ちがいいかもしれないですね。

願いを叶えに行きたくなる『クルスの海』<日向市>

日向市には、展望台から綺麗に見える海があります。
それが、『クルスの海』。
車でひたすら坂を登ったら、駐車場に停めて展望台へ向かいます。

残念ながら取材に訪れた日は天気が悪く、だいぶ雨に降られてしまったので上記の写真では分かりづらいのですが…。
晴れていればこのような綺麗な光景を見ることができるのです。

デッキから少し身を乗り出してバックに海を入れると、うまく人物を景色に溶け込ませて撮れるのでおすすめです。

空に負けないほど鮮やかな青をしているこの海は、「願いが叶うクルスの海」と呼ばれています。
その理由は、上から見下ろした時に見える海の地形。
波の侵食によって裂けた岩が十文字(クルス)に見えることからこの名が付けられ、ここで祈ると願いが叶うと言われているようです。
また、十文字だけでなくその横に「口」も見えることから、「叶」という漢字が完成するのだとか。
そんなロマンチックなクルスの海が見える展望台には、鐘が設置されています。

クルスの海に願いを込めて、素敵な音色を轟かせてみてくださいね。

『綾の里』の、船で運ばれてくる絶品料理<綾町>

以前SNSで話題になった『綾の里』というお食事処。
本庄川沿いにあるので、川のせせらぎを聞きながらお食事を頂くことができます。
冬は比較的待たずに案内していただけるようでした。

SNSで話題になったのは、お料理が船に乗って運ばれてくるという斬新なスタイル。
お部屋の窓の外に水路が設置されていて、オーダーしてしばらくすると静かにゆっくりとお料理が流れてくるのです。
それだけでもうワクワクが止まらないですよね。
船からお盆ごとお料理を取ったら、船はそのままゆっくりとUターンして戻っていきます。

取材に訪れたのは冬だったので、大人気の鮎の定食がオーダーできず残念でしたが、地鶏の炭火焼きがなんとも美味でした。
炭火はセットされているので、運ばれてきた地鶏を焼くだけ!
地鶏の油のおかげで火の勢いが止まらない止まらない。
地鶏の炭火焼きは宮崎県の名物なので、宮崎に訪れたら一度は頂きたいお料理ですね。

お腹が膨れ上がるほどボリュームたっぷりなので、ぜひペコペコに空かせておいてからお食事を楽しみたいところ。
川沿いでゆったり過ごしながら満腹になれる、唯一無二の場所です。
お料理が運ばれてくる瞬間も、お料理自体も、他では撮ることのできない写真を撮ることができますよ。

身体に優しく趣のある『Cafe MIYABI都城島津邸店』<都城市>

最後にご紹介するのが、都城島津邸の中にあるカフェ『Cafe MIYABI都城島津邸店』。
国の有形文化財に登録されている石蔵の中がカフェになっています。

有形文化財に登録されているだけあって外観に風情を感じられるので、まずはカフェの外で一枚撮影しておくのがおすすめ。
少し大人っぽい格好をして立つだけで、石蔵と上品に融合することができます。

こちらでは、2種類のランチをオーダーしました。
Bのメニューと、そこに一客御膳がプラスされたAのメニュー。
どちらもそのボリュームに目を丸くして驚いたのですが、案外ペロリと食べられてしまったことにさらに驚きました。
というのも、ここで頂くお料理は基本的に菜食料理。
卵なども使用しているので全てがヴィーガン料理ではないのですが、体に優しいメニューが御膳いっぱいに並んでいます。

そこには、カフェに食べに来るお客様の健康を想っての、店主の気持ちが込められていました。
数年前まではお肉こそ身体に良いという考えだったそうですが、菜食に変えてみてから身体の調子がすこぶる良くなっていることに気が付き、お店で提供するお料理も菜食へと変更されていったそうです。

使われている食材はほとんどが宮崎県産で、ドレッシングまで手作りという徹底ぶり。
おからと豆腐と長芋のハンバーグや、橘が使われた味噌に付けて頂く里芋、栄養が逃げないように調理されたほうれん草と豆乳で作られたスープなど、一口頂く度に「これすごく美味しい!何が使われているのだろう」と味の感想を言い合わずにはいられないお料理ばかりでした。

カフェの利用者は地元の方が多く、9割以上が女性。
お酒は提供されておらず、13時半でオーダーをストップすることが多いそうなのですが、夏はテラス席でお食事を頂けたり、季節によってメニューが変わったりする楽しみもあるので、何度もリピートしてみたいカフェです。
食器にもこだわりがあるので、訪れた際はお食事以外の細かいところまで要チェックですよ。

カフェは都城島津邸の中にあるので、カフェの周りも思わず撮影してしまいたくなるスポットばかり。
特に、奥にある庭園は整えられていて洗練された空間を満喫できます。
庭園はどなたでも無料で見学可能、本宅では110円の観覧料で興味深い当時の暮らしを覗くことができてしまう贅沢なスポットなので、食後のお散歩に訪れてみるのはいかがでしょうか。

最後に

宮崎県は車社会なので、今回ご紹介した6ヶ所はぜひレンタカーを利用してマイペースに巡ることをおすすめします。

今回の記事では冬の宮崎県の様子をお届けいたしましたが、夏になるとまた宮崎らしい別の顔を見せてくれます。

実はフォトジェニックな場所がたくさん潜んでいた宮崎県…。
ぜひご自身で訪れて、新しいフォトジェニックスポットを発掘してみてください!

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