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県南地区のポイントである南郷町周辺は、優れた自然景観を呈することから、日南海岸国定公園に指定されている。
特に、南郷海岸と大島の間には海中公園地区が指定されており、サンゴや熱帯魚類など様々な海中生物を観察できる。南郷町は宮崎市から車でおよそ80分の距離(宮崎空港からおよそ70分)にあり、県内で最もダイビング利用者の多い地域である。
温暖である黒潮の影響で水温が高く(最低約18℃)、冬季に水温の低い日本海では観察できない種類の生物を通年観察することができる。また、外洋が荒れても大島(南郷町目井津の沖合約2kmに位置する島で、周囲約9.5km)が波を遮断するために影響が少なく、ダイビングが可能なコンディションが整いやすい。
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写真提供・解説 GREETDIVERS
マンジュウダイ科
インド洋、西太平洋に分布。
日本では岩手県以南(九州以北は稀)幼魚は湾内とか、4~5mの浅瀬で見られる。成魚は単独ないし群れを作る。
宮崎では秋になると必ず灯台下で群れを作っている。
スズキ目 ゴンベ科
伊豆半島以南の南日本~インド、太平洋域、東部太平洋、カリフォルニア沖に分布。身体に褐色の網目模様がある。岩礁の流れのある所のヤギ類、ウミトカサ類を活発に動き回る。宮崎では大島周辺の外洋で見られる。
紅色は全国でよく見かけるが、黄色いピグミーシーホースは非常に珍しい。
詳しい生態はまだわかっていない神秘的な生物。
フリソデエビ科
駿河湾以南のインド・太平洋に広く分布する。
水玉模様がかわいいが、けっこう獰猛でコブヒトデやアオヒトデなどを引きちぎって食べる。
赤と青の体色の個体が見られる宮崎でも良くペアでいるところを見かける。
カミソリウオ科
房総半島以南、インド・西太平洋域に分布水深12~35mの岩礁・サンゴ礁域に生息。宮崎では、ヤギ類やウミトサカ類などの八放サンゴ類が多く擬態しているので根気良く探さないとわかりにくい。
ハゼ科
伊豆半島以南の西部太平洋に分布。
岩礁域に隣接する砂底やサンゴ礁外縁部の砂底に生息する。巣穴を掘るテッポウエビと共生している。宮崎でもいろんなところで見られる。
ホンメダマアナゴアナゴ亜科
神奈川県以南、東シナ海、東インド諸島に分布。
浅海砂泥底に生息する宮崎では内湾の砂地で頭だけ出た姿がよく見られる。
フサカサゴ科
インド・太平洋に分布。
波の荒いサンゴ礁域の水深10m~20mのサンゴか岩の上に生息する。体色は赤い色や白い色のものも見られる宮崎でも稀に見られるがソフトコーラルのあるところでは見つけにくい。
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更新日:2011年12月1日