ここから本文です。

桜乃峰酒造有限会社

桜乃峰酒造有限会社の写真

4月初旬。芋の仕込みの時期はとうに過ぎ、静まりかえった蔵の中を、企画課長の福田芳士さんに案内していただきながらお話を伺った。

まずは、貯蔵室。
「改築して出来上がったばかりの貯蔵室は、日南名産の飫肥杉が使ってあります。上にある手すりは、横から階段をのぼってタンクの内部が見えるようにと作ったものです。以前ははしごを掛けてのぞき込んでいたのですが、作り替えて便利になりました。一番奥には昔の石壁を一部残して、その奥に長期貯蔵用の樽が眠っています」

仕込み蔵へと移動する間に、桜乃峰酒造について聞いてみた。
「創業は、明治末と言われています。平成6(1994)年に、6代目社長(橋本章繁氏)が引き継ぎました。
その年に新しい銘柄を造ろうということになり、「平」成の「蔵」ということで「平蔵」と名付けました。
翌年から、『だれやみ(疲れをいやす、転じて晩酌のこと)』と『平蔵』を2本柱として造ってきました」

「蔵の建物は、大正時代のものです。
まず、製麹用のドラムと三角棚です。ここで蒸した米に麹菌を混ぜて麹を造ります。
次に、一次仕込み室で、かめに麹と水と酵母を入れて一次もろみ造ります。1週間ぐらいそこで発酵させて、二次仕込み室に移します。
二次仕込み室で、かめにもろみと水と蒸した芋を入れて、2週間ぐらいもろみを発酵します。
第1のこだわりは、一次も二次も仕込みはかめ壷を使っていることです。
第2のこだわりは、この芋蒸し機です。
昔ながらの槽(おけ)で、材質は飫肥杉です。これだと適度に水分が抜けて、芋の蒸し上がりが違ってきます。ただ、最近は槽を作る職人がいなくて困ってます。
第3のこだわりは、蒸留です。常圧・減圧どちらでもできますが、減圧で芋の香りをおさえて、やさしい飲み口にしてあります。
それというのも、以前は、焼酎は男性向けというイメージでしたが、当社は、とにかく女性の方に飲んでいただきたいという思いで造ってきました。それが減圧蒸留です。平成13(2001)年から、黒麹仕込みの『黒麹平蔵』を発売してます。造ったのは杜氏歴20年のベテランで、女性にロックで気軽に飲んで欲しいと考えて造ったものです」

桜乃峰酒造有限会社の写真

桜乃峰酒造有限会社

案内いただいた福田芳士さんの写真

案内いただいた福田芳士さん

『だれやみ』の写真

『だれやみ』

『黒麹平蔵』の写真

『黒麹平蔵』

貯蔵室の写真

貯蔵室

貯蔵タンクの写真

貯蔵タンク

蔵の入り口から見えるボイラー用煙突の写真

蔵の入り口から見えるボイラー用煙突

ドラムの写真

ドラム

三角棚の写真

三角棚

一次仕込み室の写真

一次仕込み室

芋蒸し機(仕込み時期のもの)の写真

芋蒸し機(仕込み時期のもの)

二次仕込み室の写真

二次仕込み室

蒸留機(減圧・常圧併用)の写真

蒸留機(減圧・常圧併用)

桜乃峰酒造有限会社

  • 所在地/日南市大字隈谷甲1192
  • 問合せ/TEL.0987-27-0271 FAX.0987-27-2207

Share this

更新日:2011年11月29日

ページの先頭へ戻る