特集 宮崎夏祭り 祭りに彩られたまちやむら
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宮崎に古くより続く伝統の祭り。独特の勢いが溢れ、自然に感謝しながら宮崎に古くより続く伝統の祭り。独特の勢いが溢れ、自然に感謝しながら豊穣と無病息災の願いが込められていることを知る。豊穣と無病息災の願いが込められていることを知る。豊穣と無病息災の願いが込められていることを知る。先代からの想いを難易、新たな歴史を刻み続ける祭りを紹介。威勢のある掛け声と太鼓のの音に誘われて、様々な祭りを訪ねてみよう。
 
御田祭の写真
御田祭(西郷村) 神田を舞台に神人と牛馬が一体となる田植え祭り 緑濃 い山々の麓に田や畑が 広がる西郷村。懐かしい農村風景が今も残るこの村には、古来の田楽神事が偲ばれる、平安時代から続く民俗行事がある。
 宮崎県指定無形民俗文化財の御田祭は、神田の中で人々が泥まみれになりながら、牛馬や神輿を繰り出し、無病息災、五穀豊穣を祈願する農耕行事である。標高87・7mの日陰山の中腹にある田代神社に伝わり、970年の歴史を持つ。古くより世襲制の家柄が中心となってミヨド・ウナリ・ノボリモチと呼ばれる祭事役を務め、参詣者と一体となって祭りを盛り上げる。毎年7月の第一日曜日に行なわれ、古式ゆかしい田植え祭りとして、地元の人々により大切に守り受継がれている。
 御田祭は、村内を練り歩く御神幸から始まる。当日の早朝、田代神社から、御降りした主祭神のヒコホホデミノミコトの御神霊を山裾の上円野神社よりお迎えし、神田である上の宮田と中の宮田への道のりを、太鼓や笛の音色に合わせ、神輿を担ぐ人々、獅子舞や、幟旗、弓や刀を携える人々が練り歩く。
 御神幸が行なわれている間に、上の宮田では、牛馬がしろかきと呼ばれる田の整地を行なう。御神幸が上の宮田に到着すると、豊年祈願の太鼓が鳴り、神事が厳かに始まる。
 その後、中の宮田で牛や馬、神輿を田に入れ、中の宮の神田整地が行なわれる。田んぼの中で泥しぶきを上げながら練り歩き、その勇ましさに息をのむ。この泥を浴びると、人はもちろん、牛馬の無病息災のご利益があるといわれ、近隣の村々からも多くの牛馬が来ていたという。
 古来から伝わる催馬楽と呼ばれる雅楽に合わせて、総勢120名の早乙女たちによる田植えが行なわれ、苗一本一本を丁寧に手植えする早乙女の華やかな風景が田に広がる。
 勇壮さと華やかさを併せ持つ御田祭。活気溢れる二日間、静かな山村が賑やかなむらへと変る。
7月3日(土)、4日(日) 
問合せ先・・・ 西郷村企画課・0982-66-3111
場所・・・御田祭の里ふれあい広場
駐車場・・・村総合グランド駐車場、村農村環境改善センター駐車場、村役場職員駐車場、農林業技術センター駐車場、JA日向西郷支店駐車場、田代小学校グラウンド、西郷中学校グラウンド


本庄稲荷神社夏祭り(国富町) 六日町が熱くなる真夏の二日間
本庄稲荷神社の写真
7月31日(土)、8月1日(日)
問合せ先・・・本庄稲荷神社 0985-75-2259 国富町企画調整課 0985-75-3111
場所・・・本庄稲荷神社
駐車場・・・役場内駐車場他

 お稲荷様を六日町に神輿でお迎えし、ヨイマカでお供をする夏の祭り。稚児がたたく威勢のいい太鼓の音、覇気溢れる若者たちの「サッサ、サッサ」の掛け声が六日町に響く。
 本庄稲荷神社の夏祭りは、江戸時代末期に六日町の豪商、泉屋や桝屋が関西から取り入れたもので、大阪や瀬戸内海沿岸に寄港の際、見物して感動。地元に持ち帰り、始まったといわれ、250年以上の歴史を持つ。
 ヨイマカという独特の名は、この地だけで呼ばれ、太鼓台のことをいうだんじりと同じ意味を持つ。烏帽子を被り、綺麗に化粧を施し、白足袋を履いた10歳を満たない少年が神人となり、ヨイマカに乗る。四本の柱に赤・白・青・黄の帯でくくりつけられ太鼓を打ち続ける。
 御神幸は、二日間に渡って行われ、初日は稲荷神社から六日町の大将軍神社までの旧道沿いを進む。翌日に六日町の若者たちは、ヨイマカを担ぎ、祭神を少しでも長く留めておきたいと、ヨイマカで神輿の進行を妨げようと激しくもみ合う。ヨイマカは、前後左右、斜めに傾け、地面に落とすまでの動きをする。それでも稚児は、太鼓を打ち続ける。
 宵闇が迫る頃、男たちの熱気が最高潮に盛り上がり、激しさを増していく。見物客も流れに誘い込まれ、熱気が辺りに渦巻く。最後に神輿が宮入りすると、男たちは力を振り絞り、ヨイマカを一斉に上げて終焉を迎える。

 
日向国一之都農神社夏大祭(都農町) 「チョーサイナーソラヤレ」が響く尾鈴の町に伝わる浜下り
日向国一之宮神社夏大祭の写真
 柳についた花が風情溢れる太鼓台と、都農神社の主祭神である大己貴命を乗せた神輿が2日間町中を練り歩く。由来は、神功皇后の新羅(現在の朝鮮)遠征の時、祭神を船上に招請して祭祀したという旧事によるといわれ、一時途絶えていた祭儀を天保三年(1832年)高鍋藩主秋月種任の裁可により、再び始まったという。五穀豊穣を祈願し、都農町で最大の祭りとして継承されている。
 祭り当日は、氏子青年組の担ぐ神輿が福浦の浜へ浜下りを行なう。地区の人々は、小桶または竹筒を持参し、道筋で笹竹を手折って、海水を注いで清め、小石と海水を入れて持ち帰っていたといわれ、小石に海水を注ぎ、神功皇后の無事の帰還を祈ったことに始まると伝えている。
今もこのしきたりを守り続けている人々もいる。
 御神幸行列は、猿田彦が先導し、獅子舞、神官、巫女、氏子総代、神輿、太鼓台と続く。太鼓台は、各地区から登場。北町・新町・中町に、井戸端と呼ばれる地区以外の人々が集まる太鼓台の4台がある。太鼓台は、明治初期、当時港町として栄えていた美々津から北町に伝わり、他の地区にも広まったといわれる。

 
御神幸行列は、浜下りの後、北町広場のお旅所に1泊し、翌日の夕方、本殿に宮入りする。この時、町内に少しでも留めようとする神輿と太鼓台が競り合う。各地区の名誉を担う男たちのぶつかり合いに、場は熱狂し、最高潮に盛り上がる。熱い余韻を残しながら、祭りは終わり、疲れを癒す宴が始まる。

8月1日(日)、2日(月)

問合せ先・・・都農神社  0983-25-3256 都農町観光協会(地域振興課内) 0983-25-5712 都農町商工会 0983-25-0200
場所・・・日向国一之宮都農神社、都農町内
   駐車場・・・役場内駐車場他
 
宮崎の祭り七選   県内各地で開催される祭りやイベント。伝統に彩られた祭りから、ユニークなイベントまでさまざまな催しを要チェック!
おかげ祭り(都城市) 勇壮な大燈篭山車とお囃子が霧島盆地に響く
おかげ祭り 写真
 旧薩摩藩領に伝わる、都城盆地の『六月灯』。都城の総鎮守といわれる神柱宮の六月灯に合わせて、催される祭りで毎年7月8日、9日に行なわれ、8日の宵祭りでは、中心市街地から神柱宮までの目抜き通りを、明かりを灯した数基の大燈篭山車が曳かれる献灯祭が行なわれる。9日の本祭りは、お囃子を先頭に三基の御輿が練り歩く。
7月8日(木)、9日(金)
おかげ祭り振興会・0986-21-4835
都城市商業観光課・0986-23-2615
昼の部/青島海水浴場、夜の部/国民宿舎跡地
2004AOSHIMA サマーフェスティバル(宮崎市) 今年も開催!恒例の青島ビーチイベント
2004AOSHIMA サマーフェスティバル 写真
 ビーチバレー大会やフリーマーケットなどを開催。ステージでは、4バンドがハワイアンやジャズ、ボサノバなど心地よいサウンドを繰り広げるトロピカルビーチコンサートや、地元に伝わる青島臼太鼓踊り、愛好者によるフラダンスなど盛り沢山の内容。またフィナーレでは、橘太鼓響座の勇壮な太鼓の音とともに花火が打ち上げられる。
7月11日(日)、17日(土) 、18日(日)
テレビ宮崎商事・0985-27-8980
昼の部/青島海水浴場、夜の部/国民宿舎跡地


西都夏まつり(西都市) 約200名の若者が繰り広げる太鼓台に圧倒
西都夏まつり 写真
 都萬神社の境内にある祇園社の夏祭で、市街地全体を会場として3日間開催。初日と最終日に行なわれる、総勢約200名の若者が担ぐ太鼓台が市街地を倒しながら練り歩く様は圧巻。中日には、1000人以上の一般参加者とともに踊るおどりストリートや女みこしも繰り出される。町の中心部から、打ち上げられる迫力のあるまちんなか花火大会も開催。
7月23日(金)、24日(土) 、25日(日)
西都夏まつり実行委員会(西都商工会議所内)
0983-43-2111
西都市街地


みやざき夏の夜まつり(宮崎市) 迫力ある花火と賑やかなサンバカーニバル
みやざき夏の夜まつり 写真
 大淀川沿いの旅館やホテルが一体となって開催。当日は周辺が歩行者天国となり、夜店やビアガーデンが並ぶ。またサンバカーニバルや和太鼓などさまざまなイベントも行われる。両日の21時から約3000発の花火が打ち上げられ、川からの涼風に吹かれながら眺める、夜空を彩る花火は、心地よさ抜群。
8月21日(土)、22日(日)
みやざき夏の夜まつり実行委員会
0985-23-1460
宮崎市大淀河畔橘公園

都井岬火まつり(串間市) ダイナミックに天空を彩る炎の祭典
都井岬火まつり 写真
 県内最南端の都井岬に、昔から語り継がれている話を再現。県内外から約12000人が訪れる人気の祭典。松明を蛇の口に見立てた高さ30・にも及ぶ柱松の頂上目掛けて投げつける。見事命中すれば、その口から炎が燃え上がり、火花が飛び散り、夜の闇を明るく照らし出す。花火とはまた違った躍動感を楽しめる。
8月27日(金)、28日(土)
くしま活性化委員会・0987-72-0053
都井岬観光ホテル前夕日の広場


ザ・フェスティバル・イン・トロントロン(川南町) 日本の合衆国、川南町最大のイベント
ザ・フェスティバル・イン・トロントロン 写真
 日本の三大開拓の一つに数えられる川南町で行なわれ、今年で19回目を迎える。ステージでは、DJポッキーとジェイミーが繰り広げる国際交流演芸フェスティバルや、地元のアマチュアバンドのライブなどがあり、ピアノの連弾とシンクロさせる花火大会は、20時から行なわれ、イベントのフィナーレを飾る。
8月29日(日)
フェスティバル実行委員会事務局
0983-27-1021
川南町運動公園内陸上競技場

まつりのべおか(延岡市) ふるとしを思う心から生まれた県北最大の祭り
まつりのべおか(延岡市) 写真
 今年で28回目を迎え、延岡の夏の風物詩として定着。全国各地で踊られるばんば踊りの発祥の地であり、当日は総勢5000名で踊る。また、今山八幡宮と春日神社を出発する計9基の出会い神輿の御神幸行列は、迫力があり、約1200名の担ぎ手がやぐらを中心に練り歩く。30日に行われる約10000発の花火は、サウンドとのコラボレーションを楽しめ、必見。
7月30日(金)、31日(土)
まつりのべおか実行委員会事務局・0982-32-6141
花火/大瀬川河川敷 出会い神輿とばんば総踊り/川中シンボルロード
 

編集後記
 宮崎には古より続く、伝統の祭りがあります。今回の特集は、選りすぐりの祭りの中から厳選して紹介しました。宮崎県指定民俗文化財にも指定されている西郷村の御田祭は、若者のかつぐ御輿が田んぼのなかを練り歩きます。飾りつけられた牛が勢子をひきまわし、着飾った早乙女が田植え唄に合わせて苗を植えていきます。平安時代から続く、古式ゆかしい田植え祭りとして毎年、地元の人々により大切に伝承されています。国富町の本庄稲荷神社夏祭りは、白装束に身を包んだ男たちが担ぐ御輿とヨイマカが勢いよくぶつかり合いながら、練り歩く姿が迫力満点です。今回の観光みやざきの表紙にもなった日向国一之宮都農神社夏大祭は、黄金色に輝く御輿の後方から、赤や桃色の紙花付きの柳を飾りつけた太鼓台が続き、威勢のある掛け声が町中に響き渡ります。宮崎の祭りは町中を挙げて守り伝えられ、新たな歴史も刻み続けているのです。
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