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毎年盆過ぎの土曜日に行われ、町内に伝わる「雨太鼓」を中心とした太鼓の一大イベントです。
雨太鼓はタブやケヤキの大木をくりぬいて作った直径2m近くある大きな太鼓です。町内11地区に13個の雨太鼓があり、それぞれの保存会が、地区ごとに特長のある打ち方を伝えています。
フェスティバルでは、子供たちや県内の太鼓団体による演奏のほか、城攻め踊り、棒踊りなど郷土芸能の披露、市民ステージなどがあり、最後は夏の夜を彩る花火でフィナーレとなります。
詳しい情報は田野町太鼓フェスティバルFB(フェイスブック)ページをご覧ください。
田野町中心部の高台にある宮崎市田野運動公園の野外ステージで行われます。客席は芝生広場になっていて、ゆっくり楽しめます。
今年はファミリーゾーンにふわふわ遊具も登場するので、ぜひお子さんも連れて家族でいらしてください。
鮮やかな飾りをつけて舞う城攻め踊りや勇ましい棒踊り、子どもたちの太鼓演奏など、ショーアップされたステージに会場から拍手が起こります。次々に披露される太鼓は、和太鼓の魅力を存分に楽しむことができます。
圧巻は、最後に全員がステージに登場する合同演奏で、会場全体を振るわせるような大迫力です。合同演奏が終わると、花火が上がります。
今年からフォトコンテストが実施され、入賞者には田野町特産品詰め合わせセットの贈呈もあります。
田野町は戦国時代には伊東氏に属し、度重なる都城の島津氏との戦いでは、陣太鼓を打って気勢を上げていました。その後、明治の中頃になって大干ばつが起こり、雨乞いのため人々はかつての陣太鼓を持ち出して祈りました。太鼓が雨乞いに使われるようになったのは、「鉦や太鼓を打ち鳴らせば雲を振るわせ、雨を呼ぶだろう」と考えたことからと伝えられます。
そのころから、各地区が競うように大きな太鼓を作り、「雨太鼓」と呼ばれるようになり、多い時は約40個ありました。現在ではこんなに大きな太鼓を作る木がなく、文化財としても大変貴重なものです。「雨太鼓」は、昭和30年ごろまで干ばつのたびに雨乞いの祈りとともに鳴らされました。現在は各地区の保存会によって守られています。
平成14(2002)年より、田野町太鼓フェスティバルの名称で開催されている。
市町村 | 宮崎市田野町 |
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開催期間 | 9月上旬 |
会場 | 宮崎市田野運動公園・野外ステージ |
お問い合せ先 | 田野町太鼓フェスティバル実行委員会事務局 (宮崎市田野総合支所 地域総務課内) TEL:0985-86-1111 |
このページに関するお問い合わせは
宮崎県 商工観光労働部 観光交流推進局観光推進課
宮崎県宮崎市橘通東2丁目10-1
電話:0985-26-7530 FAX:0985-26-7327