ここから本文です。
国富町の中心部を通る県道宮崎・須木線の六日町から仲町にかけてと、その一本南側を走る旧道を神輿が通ります。本庄は江戸時代中期は天領で、豊富な産物を船便を使って関西方面と交易する商人たちがいました。彼らが京や大坂から物品とともに持ち帰ったのが、本庄稲荷夏祭りの主役「ヨイマカ」と呼ばれる太鼓台や、歌舞伎人形の見立て細工として伝わっています。
本庄稲荷神社から御神体を載せた神輿が、旧道を大将軍神社へと向かいます。獅子舞が先導し、ゆっくりと時間をかけて進み、初日は大将軍神社で休みます。
大将軍神社を出発した神輿は、本庄稲荷へ帰途につきます。しかし、神輿を少しでも長く留めようとする六日町の人々が担ぐヨイマカが帰路をふさぐように回り込み、神輿と激しくせめぎあいます。ここで祭りは最高潮に達します。
ヨイマカには4人の稚児が乗っていて、太鼓を叩きながら「ヨイマカ」のかけ声をかけ続けます。どんなに激しい揺れの中でも決して太鼓を叩く手を止めず、その姿も観客を魅了します。
六日町の沿道には、歌舞伎の一場面を再現した「歌舞伎見立人形」が飾られます。
祭り2日目には、「六日町ヨイマカフェスティバル」(主催・六日町イベント夢の会)が開催されています。六日町の商店駐車場の特設ステージで太鼓演奏やバンド演奏、ダンスショーなどを次々と披露し、祭りに華を添えています。
祭りの歴史は、250年以上。関西方面との交易で栄えた豪商たちが、大阪などで見物した祭りを持ち帰ったのが始まりといわれます。
市町村 | 国富町本庄 |
---|---|
開催期間 | 8月上旬 |
会場 | 本庄稲荷神社(稲荷)~大将軍神社(六日町) |
お問い合せ先 | 本庄稲荷神社 0985-75-2259 六日町イベント夢の会 0985-75-8820 |
このページに関するお問い合わせは
宮崎県 商工観光労働部 観光経済交流局 観光推進課
宮崎県宮崎市橘通東2丁目10-1
電話:0985-26-7530 FAX:0985-26-7327