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田代神社の御田祭(おんださい)は、1000年近い伝統がある古式の田植え祭りで、豊作と無病息災を願って行われます。神輿や牛馬が泥しぶきを上げて宮田に入る珍しい祭りとあって、県内外からの観光客で賑わいます。毎年7月第1日曜日に行われ、前日には協賛イベントとして、納涼花火大会、日向田植唄全国大会、歌謡祭が開催されます。
田代神社は田代地区の鎮守で標高900mの日陰山中腹にあります。祭りの日は、集落近くの上円野神社まで神霊を降ろし、そこから御神体を神輿に載せて上の宮田を経由し、中の宮田へと御神幸が行われます。
中の宮田がある年の神神社(御田祭の里ふれあい広場)は、美郷町役場から南へ約500m。
上円野神社からの御神幸には、神輿の周りを笛、太鼓、獅子舞などが一緒に練り歩きます。
中の宮田では神輿を担いだ若者が練り歩き、牛馬が泥を跳ね上げて駆け回ります。宮田が整地された後、早乙女姿の女性たちが「催馬楽(さいばら)」に合わせて田植えを行います。
牛馬が駆け回る時にあがる泥しぶきを浴びると、無病息災の御利益があるといわれています。
平安時代から続く田植え祭りで、世襲制の家が祭事役を務める田代神社の貴重な農耕行事です。平安時代の歌謡「催馬楽(さいばら)」の歌詞も伝えられ、古来の稲作神事が忍ばれます。
※昭和63年宮崎県無形民俗文化財指定
詳しい情報は美郷町HPをご覧ください。
市町村 | 美郷町西郷区田代 |
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開催期間 | 7月上旬 |
会場 | 田代神社 |
お問い合せ先 | 美郷町 企画情報課 TEL:0982-66-3603 |
このページに関するお問い合わせは
宮崎県 商工観光労働部 観光経済交流局 観光推進課
宮崎県宮崎市橘通東2丁目10-1
電話:0985-26-7530 FAX:0985-26-7327