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鬼が一夜にして築いたという伝説がある石階段を神輿が「浜下り」する、東霧島神社の春の例大祭。毎年3月の春分の日に行われています。
東霧島(つまきりしま)神社は、「延喜式」に登場する霧島神社であるといわれる古社。創建は第五代孝昭天皇の時代とされ、第六十二代村上天皇の時代 (963年)に、霧島山の噴火で焼失・埋没した神殿を京都の性空上人(しょうくうしょうにん)が霧島六所権現東御所として再興しました。主祭神はイザナギノミコト。御神宝はイザナギノミコトの持ち物であったと伝えられる「十握の剣(とつかのつるぎ)」。イザナミノミコトを失った悲しみの涙で凝り固まってできた石を、この剣で三段に切り裂いたのが境内の「神石」といわれています。
10時30分から本殿で祭典が行われ、13時頃から神輿の浜下り神事が始まります。
神輿(都城市指定文化財)は島津藩第19代家久公の寄進によるもので、本殿から石段を下り約600m離れた八幡母所社まで、高崎町内6地区が輪番で担ぐ慣わしになっています。境内広場ではステージイベントの他、龍神太鼓やお楽しみ抽選会などが行われます。
五穀豊穣、地域の発展など人々の幸せを願う祭典で、400年以上の歴史があります。
市町村 | 都城市高崎町 |
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開催期間 | 3月下旬 |
会場 | 東霧島神社 |
お問い合せ先 | 東霧島神社 TEL:0986-62-1713 |
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宮崎県 商工観光労働部 観光経済交流局 観光推進課
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