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宇納間地蔵大祭は、旧暦1月24日を中日に3日間開催されていて、普段は静かな山あいの町が、県内外から約3万人の人出で賑わいます。
全長寺に祭られる宇納間地蔵菩薩は、火にまつわる全ての災いに御利益があるといわれ、「火伏せ地蔵(ひぶせじぞう)」と呼ばれて多くの人々の信仰を集めています。参拝客は地蔵尊を描いたお札を家の台所など火を使う場所に張り、火除け祈願とします。
南側の緩やかな斜面にソメイヨシノが植えられ、花の時期は山全体がピンク色に染まります。
宇納間地蔵尊は、奈良時代の名僧行基菩薩が、一刀を刻むごとに三礼をもって彫刻されたともいわれています。
延岡藩主が参勤交代の任で滞在中、江戸市中に大火が起きた。内藤公の藩邸にも容赦なく火の手がさしかかろうとしていた正にその時、何処からともなく異僧が現れ大雨のごとく水を降り注いで、無事大火を逃れさせた。
その夜、藩主の夢枕にお地蔵様が現れ「我は領内、宇納間の地蔵なり、領主の切なる祈願により防火した。」とのお告げがあった。
内藤公は延岡に帰るや早速に老朽化した地蔵堂を再建したという。
市町村 | 美郷町北郷 |
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開催期間 | 3月上旬 |
会場 | 全長寺 |
お問い合せ先 | 美郷町北郷支所 企画情報課 TEL:0982-62-6201 |
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宮崎県 商工観光労働部 観光経済交流局 観光推進課
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