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秋の日南を代表するまつりで、郷土芸能や武者行列などの市中パレード、伝統の四半的(しはんまと)大会など、城下町の風情をたっぷりと味わう2日間です。
例年10月第3週の土・日曜に開催され、多くの人出で賑わいます。
天正15年(1587年)に飫肥藩初代伊東祐兵が豊臣秀吉から領地として与えられ、築城されたのが飫肥城。以来、約400年にわたって伊東家の治世の中心となりました。島津藩との闘いは日本史上最長の84年間に及び、難攻不落の城としても知られます。5万1千石の城下町として栄えた町は碁盤目状に整備されていて、今も残る武家屋敷や、商人町の風情などから、九州の小京都とも呼ばれています。現在、城は石垣や堀割が残り、昭和54年に復元された大手門と松尾の丸(松尾の丸跡に江戸初期の御殿を復元)があります。このほか城内には飫肥城歴史資料館、城下には旧伊東邸の豫章館(よしょうかん)、明治の外交官小村寿太郎にちなむ小村記念館、武家屋敷の面影を留める武家屋敷通り、商家資料館、などがあります。
土曜日は、午前11時にのろしが上がり、それを合図に城下の大手門へ早馬がはせ参じます。その後、大手門前や城内の特設ステージ(飫肥小学校グラウンド)で郷土芸能や歌謡ショー等のステージイベントが行われます。
日曜日の本祭、一番のみどころは12時から本町商人通りで行われる市中パレード。侍大将、女武者、武者行列、泰平踊(たいへいおどり)等が16時30分ごろまで練り歩きます。
泰平踊
折編み笠を目深にかぶり、羽二重熨斗目(はぶたえのしめ)を着流しに、白足袋白緒の草履姿。腰には朱鞘の刀に印籠という粋な元禄の武者姿で踊ります。飫肥藩主伊東氏が上方の歌舞伎踊りと地元の盆踊りを組み合わせ、そこに柔術、弓術など武芸十八般を折り込んだといわれます。所作はゆっくりと、踊る姿も美しく、重厚な印象の踊りです。
市町村 | 日南市 |
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開催期間 | 10月中旬 |
会場 | 飫肥城周辺 |
お問い合せ先 | 日南市観光協会 TEL:0987-31-1134 |
このページに関するお問い合わせは
宮崎県 商工観光労働部 観光経済交流局 観光推進課
宮崎県宮崎市橘通東2丁目10-1
電話:0985-26-7530 FAX:0985-26-7327