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50の物語集 神話編

第二十六話 カムヤマトイワレヒコ(神武天皇)の誕生|高千穂町 高原町 宮崎市佐土原町 日南市 宮崎市

ウガヤフキアエズとタマヨリヒメの結婚(けっこん)

生まれたばかりの子を置いて妻のトヨタマヒメが海に帰ってしまってからというもの、山幸彦はお乳をあげる者、食事を作る者、お風呂に入れる者など、ウガヤフキアエズの世話係を決め、大切に育てていました。

トヨタマヒメはというと、お腹(なか)を痛めて生んだわが子ウガヤフキアエズが恋しくて、いてもたってもいられない日々を送っていました。

その思いはつのる一方で、トヨタマヒメは自分の代わりに妹のタマヨリヒメを、ウガヤフキアエズの育て役として寄こしました。タマヨリヒメもわが子のようにそれはそれは大切に育てました。

やがてりっぱな青年に成長したウガヤフキアエズは、タマヨリヒメと結婚しました。

タマヨリヒメは、しばらくして、イツセ、イナヒ、ミケヌ、ワカミケヌという四人の皇子を生みました。最後に生まれたワカミケヌは本当の名をカムヤマトイワレヒコといいます。カムヤマトイワレヒコは、生まれながらにしてかしこく、性格もしっかりしていました。十五歳で皇太子となり、アヒラツヒメを妻に迎え、高千穂の宮で国を治めていました。

カムヤマトイワレヒコが四十五歳になったときのことです。潮の神シオツチがカムヤマトイワレヒコに言いました。

「ここから東の方によい土地があります。これから国を治めていくには、そこに行かれるとよろしいでしょう」

それから、カムヤマトイワレヒコは兄とも相談し、みずから軍をひきいて日向の美々津(みみつ)から東に向けて旅立ったのでした。

※神さまメモ「日向三代(ひゅうがさんだい)」
日向神話で活躍する三人の神のことです。一代目はニニギノミコト。ニニギノミコトは、山の神オオヤマツミの娘コノハナサクヤヒメとの結婚によって山の支配権を得ました。二代目のホオリノミコト(山幸彦)と三代目のウガヤフキアエズノミコトは、ともに海の神ワタツミの娘と結婚し、海の支配権を得ました。こうして天と地と海の支配者としての資格を持った天つ神の子は、大支配者となったのです。

【四皇子峰(しおうじがみね) 】(高千穂町)
カムヤマトイワレヒコ(神武天皇)の兄弟神4皇子の生誕地と伝えられ、御陵塚があります。
4兄弟の中では、ミケイリノミコトだけが東征後に高千穂に帰り、鬼八退治の伝説が残されています。

【皇子原(おうじばる)公園 】(高原町)
「皇子原」はカムヤマトイワレヒコ(神武天皇)の生誕地といわれています。高原町一帯を見下ろす高台に整備された公園内には、皇子原神社や「神武の館」などがあります。

【宮崎神宮】(宮崎市)
カムヤマトイワレヒコ(神武天皇)を主祭神として祀り、神武天皇の孫タテイワタツノミコトが創建したとも伝えられています。
毎年10月下旬に行われる大祭は「神武さま」の名で親しまれています。

【タマヨリヒメ陵】(日南市)
ウガヤフキアエズの乳母で、後に妻となったタマヨリヒメの御陵墓といわれています。
近くにはタマヨリヒメを祀る宮浦神社があります。

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