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50の物語集 神話編

神話・伝説のこぼれ話

第二十四話 こぼれ話 【日南市】

トヨタマヒメとお乳岩(ちちいわ)

トヨタマヒメから
「のぞかないでくださいね」
と頼まれた山幸彦が、がまんできずに中を見てしまったために、トヨタマヒメはワタツミの宮に帰ることになるのですが、ただ一つの心残りはわが子ウガヤフキアエズを残していくことでした。

「かわいいわが子を残していくのが気がかりです。きっとお乳がほしくて昼も夜も泣き続けることでしょう」

トヨタマヒメはこう言うと、何と自分の乳房を引きちぎり、産屋(うぶや)のかたわらに張りつけ、海へ帰っていきました。

その後、トヨタマヒメの妹タマヨリヒメはその乳岩からしたたり落ちるお乳でウガヤフキアエズを大切に育てたそうです。

鵜戸神宮の洞くつの中には、今もこの“お乳岩”があり、清らかな水がぽたぽたとしたたり落ちています。

【お乳岩】(日南市)
鵜戸神宮の洞窟内の社殿裏にある岩で、母トヨタマヒメが子ウガヤフキアエズのために自分の乳房を残していったものと伝えられています。
乳母で後に妻となるタマヨリヒメは、この岩から出てくるお乳で、ウガヤフキアエズを育てたといわれています。

【亀石】(日南市)
鵜戸神宮の社殿前から海を見下ろす所にあり、トヨタマヒメが出産のためにワタツミの宮から乗ってきた亀が、後に岩になったものと伝えられています。
岩の上には枡形のくぼみがあり、その中に運玉と呼ばれる陶製の玉を投げ入れると幸運が訪れるといわれています。

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