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50の物語集 神話編

神話・伝説のこぼれ話

第十二話 こぼれ話 【高原町】

(あま)逆鉾(さかほこ)物語(ものがた)天孫降臨(てんそんこうりん)

霧島連山の最南端にそびえる高千穂峰は、高千穂町とともに天孫降臨神話が残されています。

日本書紀には、天孫降臨の地として、「日向のくし日の高千穂の峰」と記されていますが、「くし日」は「奇火」とも書き火山を意味することから、高千穂峰がその地であるとする理由の一つになっているようです。

また、江戸時代末期に鹿児島藩により編集された「三国名勝図会(さんごくめいしょうずえ)」には、「当村を高原(たかはる)と号するは、高天原(たかまがはら)の略称なり」と記され、高原町の名前が、「高天原」からきていることを伝えています。

さて、高千穂峰の山頂にあるのがかの有名な「天の逆鉾」です。

天の逆鉾は少なくとも江戸時代にはそこにあったといわれていますが、第一話で紹介したイザナキとイザナミの「天の沼矛(あめのぬぼこ)」であるとか、ニニギノミコトが雲の上から地上に降り立つ場所をさぐるために使った後、山頂にさかさに立てたものであるとする説も残されています。

いずれにしても、天の逆鉾は、神々と現代の私たちをつなぐ壮大なロマンを秘めており、天孫降臨神話を語る上では欠かせないものとなっています。

※神さまメモ「日本書紀(にほんしょき)」
七二〇年に作られた日本で最初に政府が編集した歴史書です。

【霧島東(きりしまひがし)神社】(高原町)
高千穂峰の麓、御池を一望できる高台にある神社で、ニニギノミコトが降臨した際、初めて祖先の神々を祀ったところといわれています。高千穂峰山頂の天の逆鉾は当神社のご神宝とされ、毎年12月には、不浄を祓うために真剣を使って舞う祓川(はらいがわ)神楽が奉納されます。

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