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50の物語集 神話編

第八話 神話・伝説のこぼれ話|高千穂町

天香具山(あまのかぐやま)

天の岩屋にこもってしまったアマテラスを何とかして引き出そうとした「岩戸開き」の神話。

このお話の中では、たくさんの神さまたちが天の安河原であーでもない・・こーでもないと話し合います。そして、知恵の神オモイカネが考えた作戦の中に“天香具山(あまのかぐやま)”という山の名前が何度も出てきます。

古事記によると、アメノウズメは、天香具山のヒカゲカズラをたすきにして肩にかけ、天香具山のマサキカズラを丸くたばねて冠(かんむり)とし、これまた天香具山の笹(ささ)の葉を手に持って、天の岩屋の前で踊(おど)ったとされています。

また、岩戸開きの神話は、高千穂の夜神楽(よかぐら)三十三番のうち、二十三番の「柴引」(しばひき)から二十七番の「舞開き」(まいひらき)までのいわゆる「岩戸五番」として知られています。「柴引」の「柴」とはサカキのことで、神楽では、岩戸開きの神事のためにフトダマが天香具山からサカキを根こそぎ抜いてきて岩戸の前に飾る舞が演じられます。

※神さまメモ「カズラとサカキ」
カズラはつる性植物の総称でつる草ともよばれます。また、サカキはツバキ科の一種で神事に使われたり、神棚に飾られています。
※神さまメモ「古事記(こじき)」
七一二年に作られた日本で一番古い歴史書です。

【月形(つきがた)】(高千穂町)
アマテラスを天の岩屋に隠れさせたスサノオが、神々から高天原を出ていくよう言われた際に、ざんげの印として形づくったものといわれています。
日の神アマテラスの象徴である太陽の光と比べて、スサノオは「自分の光は月の光の半分もない」と言って、三日月形の穴を掘ったといわれています。

【天香具山(あまのかぐやま)】(高千穂町)
ニニギノミコトが高天原から持ってきた榊の木をこの山に植えたといわれ、今でも高千穂神社やくしふる神社の例祭では、この山の榊を神事に使うという慣わしが残っています。
また、天香具山のある浅ヶ部地区には、江戸時代末期に四国88ヶ所の寺院の土をもらい受けて開場した88ヶ所霊場があり、遊歩道が整備されています。
[写真は浅ヶ部地区の天香具山]

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