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50の物語集 神話編

第七話 岩戸開き|高千穂町

おどる(かみ)さま登場(とうじょう)

まず、女神アメノウズメがしずしずとあらわれ、岩屋の前に置かれた伏せた桶(おけ)の上で、ニワトリの声に合わせて踊(おど)りはじめました。

トントト・・・トントト・・・トトトン・・・! 手拍子、足拍子おもしろく、足をふみならしながら、腰をフリフリゆらゆら、何かにとりつかれたように踊ったものだから、着物はずれるわ、お乳は見えるわ、へそも見えるわで、見ていた神さまたちは大笑い。

「ワーッハッハッハ! アメノウズメの姿はどうじゃ!へそが見えるぞ! おっぱいも見えるぞ!ワーッハッハ!」

「私が隠(かく)れてしまってまっ暗になったはず。みんな心細いはず。なのにあの騒(さわ)ぎは何じゃ」

外の騒ぎをふしぎに思ったアマテラスは、岩屋の戸を少しだけ開いて、外の様子をうかがいました。

すかさず、アメノウズメがアマテラスに

「あなたさまよりも、もっとりっぱな神さまがここにおられます」
と言うと、アメノコヤネとフトダマがアマテラスの前にさっと鏡を差し出しました。そこには、キラキラと光り輝(かがや)く美しい神さまが映っていたものだから、アマテラスはいよいよふしぎに思い、その神さまをもっとよく見ようと身をのりだして鏡をのぞきこんだその時です。

「さあ! 今だ!」

岩屋の戸のわきに隠れていたタヂカラオがアマテラスの手を引っ張り、岩屋から連れ出しました。

あっという間に、高天原(たかまがはら)にはふたたび日の光があふれ、山も川もふたたび輝き始めました。

めでたし、めでたし。ところでスサノオは、たくさんの神さまたちにこっぴどくこらしめられて、高天原を逃げるように去って行きました。

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