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50の物語集 伝説編

第四十七話 髪長媛|都城市高城町

絶世(ぜっせい)美女(びじょ) 髪長媛(かみながひめ)

その昔、日向の諸県(もろかた)地方を支配していたオオハナモチノミコトには、それはそれは美しい妹がいました。心やさしく、髪がとても長いその姫は髪長媛(かみながひめ)といい、その美しさの名声は日向の国にとどまらず、人から人へと伝わり、都にまで届いていました。

「日向の国に髪長媛という、国で一番の美人がいます」

ある人から、こう申し上げられた応神天皇は、
「ぜひともその媛に会いたいものだ」
と、使いを出し、都へ呼び寄せました。

父の諸県君牛諸井(もろかたのきみうしもろい)は喜んで娘を送り出すことを決め、髪長媛は長い旅へと出かけました。

髪長媛がようやく港に着いたときのことです。

迎(むか)えに来ていたのは、応神天皇の子、大雀皇子(おおささぎのおうじ)、のちの仁徳天皇でした。

皇子は、媛のあまりの美しさに一目で心を奪われ、
「何と美しい姫だろう。ぜひとも私の妻に迎えたい」
と望みました。

応神天皇もこれを許し、二人は結ばれました。

その後、髪長媛は皇子との間に二人の子をもうけ、幸せにくらしたということです。

※神さまメモ「諸県(もろかた)」
「もろもろの県(あがた)」の意味です。当時の諸県は、今の宮崎県の東・西・北諸県郡と今の鹿児島県曽於郡、それに宮崎市の一部を含めた広い地域をさしていました。
*髪長媛の伝説は、都城市の早水にも伝えられています。

【髪長媛(かみながひめ)像】(都城市高城町)
高城町の田園地帯の一角にある牧之原古墳群に建てられています。髪長媛はその昔、諸県地方を支配していた豪族「諸県君牛諸井(もろかたのきみうしもろい)」の娘で、仁徳天皇が懇願して妃に迎えたほどの美女と伝えられています。
牧之原古墳群は諸県君牛諸井一族の墓ともいわれています。

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