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更新日:2015年3月27日

宮崎観光遺産-大根やぐら

冬限定!巨大な白いオブジェ

概要

漬物大根の生産日本一の宮崎県。その中心的な産地のひとつでもある宮崎市田野町では、毎年冬になると、畑に巨大な“大根やぐら”が出現する。竹で組んだやぐらに、大根をかけて並べて、鰐塚山から吹き下ろす「鰐塚おろし」という冷たい風にさらして干していく。こうしてできた干し大根は、田野町名産の漬け物に加工され、全国へと出荷される。
やぐらの大きさは、生産者によって違いはあるが、約高さ6メートル、長さ50メートルに及び棚数は10段前後。畑の中にやぐらがそびえたつさまは、遠方からでも確認することができる。

町内には約300基のやぐらがあるといわれるが、全国はもとより県内でもこの一帯だけに集中しているのは、その恵まれた気候による。鰐塚山から吹き下ろす寒風に加えて、冬場に雨が少なく、大根を傷める氷点下にはならないという理想的な条件に見事に合致している。

朝、掘った大根は、昼にはやぐらに干される。夕方には夜露や雨よけのシートをかぶせ、夜は冷えすぎないようにストーブを焚く。そして翌朝、また収穫したものを干していく。だから、大根農家の冬場は目の回るような忙しさだ。
そうして干し上がった大根は、酵素の作用で辛みが抜け、うまみと甘さが出てくる。10日から15日間ほど干すと、水分が甘い蜜状になるという。その時、体積は元の10分の1ほどになっている。

エピソード

後藤裕司さん
JA宮崎中央漬物大根部会

冬の畑に現れる大根やぐら
漬物大根日本一の田野だけの風景です

JA宮崎中央漬物大根部会副部長:後藤裕司さん

大根づくりは、父の手伝いをする頃からもう40年やっています。大根は冬場の主要作物ですから、寒くなるといつも大根に追われています。

大根を干し始める時期は、毎年12月上旬から。霧島山からの冷たい西風が吹き始める頃からです。やぐらを組むのは11月中の作業で、家族で約1週間かかります。伸縮性のあるテープで竹をくくりながら三角形に組み上げていくんですが、1辺が約6mあります。
これは日当たりや作業効率の面から、大根を効率よく干すのに一番いい形で、長年伝えられてきた方法です。やぐらの長さはそこそこで違いますが、うちでは2棚つなげて70m~100mのを作ります。1軒で2棚ぐらい作るところが多いようですね。

やぐらを組む時期は冷え込みが厳しくなって、作業も大変です。でも、大根を収穫して、干す作業になると、どれだけ寒くても苦になりません。少しでも冷たい風が吹いて、いい干し大根ができるといいなと願います。

大根を干すのに適した気温は16度から17度。晴天で乾燥した西風が吹いて、順調にいけば10日から2週間で干し上がります。この時期の暖冬や雨は、本当に心配です。 田野は漬物用大根は全国でもトップで、大根やぐらはここしか見られない風景なんですよね。昔に比べると生産者も減って、やぐらの数も減りました。昔はもっとたくさん立ってました。でも、毎年栽培講習会を開いたり、若い世代も頑張っていますので、いい大根を作って、伝統の大根やぐらも、干し大根づくりも伝えていきたいです。最近は、グラスファイバー製のやぐらも実験中で、伝統の中にも新しい取り組みを始めています。

 

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宮崎県 商工観光労働部 観光交流推進局観光推進課 
宮崎県宮崎市橘通東2丁目10-1
電話:0985-26-7530 FAX:0985-26-7327  

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