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更新日:2015年3月27日

宮崎観光遺産-高鍋大師と持田古墳群

古墳を守る巨大石像群をたった一人で彫り上げた男

概要

地元で「おだいっさん」と呼ばれる高鍋大師は、盗掘された古墳に眠る古代人の霊を慰めるべく、故岩岡保吉氏が私財をなげうち半生をかけて自ら造像したものである。芸術的な価値は高くないが、気持ちを込めて彫り上げた神仏混合の石像は約750体に上り、巨大なものは7メートルを越える。観音や地蔵などの仏像だけでなく、スサノオノミコトなどの神様、中には水戸黄門などもある。ユニークな石像や掘られた文言を見ると、半生をかけてノミを振るい続けた男の素朴なやさしさが伝わってくる。

昭和8年(1933年)開山、名の通り弘法大師を祀るが、宗教法人ではない。この地で精米所を営んでいた故岩岡保吉氏が、持田古墳群の霊を慰めるためにお堂を建てたと伝わっている。
その際、大分から仏師を招き、自身もノミをふるって88体の仏像を彫ったのが、この壮大な石造群の始まりとなった。材料の石は清武町から運んだ石灰岩で、小丸川の川原を作業場に一心不乱に彫ったという。

また、持田古墳群は、5世紀から6世紀にかけて築造された古墳が、大小合わせて85基点在。石棺が露出している石舟塚、長径120メートルで県内屈指の壮大さを誇る計塚、帆立貝塚式古墳である亀塚など珍しい古墳がある。昭和のはじめに盗掘にあい、重要文化財に指定されている持田古墳群出土といわれる画文帯神獣鏡は少なくとも3面以上存在するはずというものの、全国に散逸した状況にある。小丸川左岸台地の田園の中に古墳が点在する独特の風景も楽しめる。

 エピソード

 

澁谷イクさん
たかなべ明倫観光ボランティアガイドの会

特色ある高鍋の歴史遺産。伝えられた思いを未来へ。

たかなべ明倫観光ボランティアガイドの会:澁谷イクさん

私が最初に持田古墳群を訪れたのは昭和30年代。まだ国の指定を受ける前で、町役場が整備を進められていた頃でした。持田古墳群や高鍋大師がある場所は台地の上で、当時はまだ木々がうっそうと茂っているところもありました。

その後、小学校の教師をしていたので、子どもたちを連れて度々訪れ、スケッチをしたりしました。高鍋大師は子どもたちが大好きな場所で、そこで描いた絵を教室に並べて貼ると、なんだかどの絵も神々しく見えてくるんです。高鍋大師を作り続けた岩岡保吉翁のひたすらな思いと、子どもたちの素直な心は相通じるものがあるのだろうなと思って見ていました。

「たかなべ明倫観光ボランティアガイドの会」は平成21年8月に、高鍋町内の史跡を案内する会として発足しました。スタートは7名で、記念すべきガイドデビューの場所が高鍋大師です。 ここでは、岩岡翁の生涯をお話して、仏像を見て回ります。最初にできたのは、翁が40歳の時に取りかかった東光寺八十八カ所(高鍋大師東斜面)。戦後は真言宗の律師の免状をとってひたすら英霊と持田古墳の供養、町民の安全を祈りながら生涯で約700体の仏像を作っています。

こうした地域の歴史などを少しずつ勉強しながら思うことは、その地を大切に守り伝えた人々の尽力あってこそ、私たちが見ることができるということです。その思いも大事に伝えられるボランティアガイドになりたいと思います。観光は人の心を癒し、人間性を豊かにしてくれます。今後会員を増やしながら、ご希望があれば町内のどこでもご案内できるよう頑張っていきます。

たかなべ明倫観光ボランティアガイドの会
お問い合わせ 高鍋町観光協会 0983-22-5588

周辺地図

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宮崎空港から車で総距離 38.2 km / 所要時間 1時間 16分

高鍋駅から車で総距離 4.5 km / 所要時間 9分


このページに関するお問い合わせは

宮崎県

宮崎県 商工観光労働部 観光交流推進局観光推進課 
宮崎県宮崎市橘通東2丁目10-1
電話:0985-26-7530 FAX:0985-26-7327  

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