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更新日:2011年12月1日


宮崎県と鹿児島県の県境に広がる景勝の地。
韓国岳をはじめとする霧島連山に囲まれた高原は、
四季折々に美しい姿を見せ、訪れる人を魅了します。
自慢の温泉や美食も、旅の心を誘います。


霧島観光の中心地である標高約1,200メートルの「えびの高原」。九州で一番高い標高の温泉郷で、日本初の国立公園指定を受けています。かつては火山ガスが多く噴き出し、過酷な環境のためススキがえび色に変色していたことが、「えびの」の地名の由来とか。韓国岳や高千穂峰への登山をはじめ、夏はキャンプやトレッキング、冬はスケートなどが楽しめる自然豊かなエリアです。

約180万年前に霧島火山帯の溶岩が堆積し、川の浸食で形成された2つの奇岩。浜ノ瀬側の中にあり、陽石(男石)は岩の高さが17.5メートル、陰石(女石)は岩の周囲が5.5メートルもあり、「陰陽石」または「夫婦岩」と呼ばれています。近くには陰陽石神社があり、古くから縁結び、子宝、安産祈願の神として信仰されてきました。毎年秋分の日には陰陽石祭りが行われ、多くの参拝客でにぎわいます。

大淀川支流の庄内川にある幅40メートル、高さ18メートルの大きな滝が「関之尾の滝」。大滝の近くには、男滝、女滝があり、日本の滝100選に選ばれている名勝です。また、滝の上流部にある甌穴群(小さい瓶のような穴)は、国の天然記念物に指定されており、一見の価値があります。夏の夜には滝のライトアップが行われ、その幻想的な美しさを眺める人々でにぎわいます。

日本有数の名家で、薩摩藩主としても名高い島津家。明治12年に、鹿児島へ移った島津久寛が再び都城に戻り、「都城島津邸」を建てました。その後何度か増改築され、平成20年には邸宅と施設が国の登録有形文化財となりました。昭和48年には昭和天皇もお泊りになられています。敷地内にある都城島津伝承館では、当時の男爵家の暮らしぶりや貴重な調度品などを知ることができます。都城島津の歴史を今に伝える貴重な場所です。


南九州最大の市といえば、大正初期の京町温泉の開湯とともに始まり、約90年の伝統をもつ京町二日市。京町温泉駅前からの約2キロメートルの沿道に植木や骨董、地場の特産品など約450店の様々な露天が並び、毎年2月の第一土曜、日曜は、約25万人の人出でにぎわいます。この市を楽しみに毎年訪れる人も多く、観光客と露天がひしめく市の様子は、京町温泉の冬の風物詩となっています。

霧島連山のなだらかな裾野に広がる標高約540メートルの「生駒高原」。約12万平方メートルの敷地には、春は35万本の菜の花や15万本のポピー、秋は100万本のコスモスで埋め尽くされます。霧島連山を背景に、眼下には西諸盆地の田園風景が広がる大自然のパノラマの中で、群れ咲く花々の美しさを堪能できます。

毎年11月3日の深夜、九州南部の3カ所で巨大な人形「弥五郎どん」が起き上がる弥五郎どん祭り。宮崎県三大祭のひとつとして知られ、1,000年を超える歴史をもつ郷土のほこり高き祭りです。ちなみに3カ所の「弥五郎どん」は兄弟という説もあり、宮崎県都城市山之口の長男、鹿児島県曽於市大隅の次男、宮崎県日南市飫肥の三男と、それぞれに大きさや容姿が異なります。

毎年12月に開催される「高原神楽」。400~500年の歴史をもつ狭野神社の「狭野神楽」と、霧島東神社の「祓川神楽」は、いずれも平成22年1月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。真剣や長刀を使う舞が特徴的で、12人が真剣を持って舞う「十二人剱」や、子どもが真剣の先を握って舞う「踏剱」は、この神楽だけの貴重な舞いとして大切に伝承されています。


鶏肉、豚肉、牛肉の産出額が日本一の肉の都・都城市から、平成23年6月30日に新たなご当地グルメとして「焼き肉三昧炭火定食」が誕生しました。鶏肉は竹皮包み焼き、豚肉は串焼き、牛肉は網焼きと3種類のお肉の旨さを、それぞれに一番合う焼き方で提供しています。「肉の都」ならではの贅沢な逸品です。

「がね」とは、細く切った唐芋(さつまいも)、ごぼう、にんじん、タマネギなどを入れたかき揚げの天ぷらで、都城地方に古くから伝わる伝統的な郷土料理です。この地方で「がね」とは蟹のこと。揚げた天ぷらの形が蟹に似ていることから、この名前がついたと言われています。お盆や祭りなどの晴れの場でよく登場し、日常のおやつやおかずとしても親しまれています。

温厚な気候と恵まれた自然の中で、丁寧に育てられる宮崎牛。宮崎牛を名乗るための条件は大変厳しく、同じ生産者が、同じ畜舎で、同じように育てた黒毛和牛のうち、宮崎牛と認められるのは約半分程度です。5年に一度開催される「和牛のオリンピック」で、日本一に輝いた高品質と旨さが宮崎牛の誇り。柔らかくとろけるようなおいしさを、ぜひ味わってください。

宮崎では芋焼酎をはじめ、米、麦、蕎麦など様々な種類の焼酎が作られており、全国的に有名な銘柄が数多くあります。豊饒な大地で育った原料と、霧島山麓に代表される豊かでおいしい水が育む焼酎は、昔から宮崎の人々の暮らしと共にありました。それぞれの蔵元自慢の焼酎には、宮崎の元気と文化が込められています。